#01
1本の筆記具のこと、何分間、話せますか?
エピキュリアン代表・米澤多恵

「知らなかった」をキャッチするアンテナの張り方

北村

今、どれくらいの頻度でプログラムを公開しているのでしょうか。

米澤

毎週土曜日に2つずつ新しいプログラムを公開してます。

北村

テーマが尽きることはない?

米澤

おかげさまで今のところは大丈夫のようです(笑)。
ありがたいことに、会員の方から「面白いモノ見つけた!」と紹介してもらったり、
取引先から「こんなユニークなことやってる会社があるんですけど」と紹介してもらうことも多いんです。

北村

僕、北陸・富山の生まれなのですが、郷里には「富山湾の宝石」と呼ばれる白えびがあるんです。
地元人にとっては、ただ刺身で食べるか揚げるかが普通なんですが、
たまたま沖縄に行った時に、生の白えびにトリュフオイルをかけて出すシェフがいて……。
郷里ではまず思いつかない発想ですが、これがまた絶妙な味わいでした。

ああ、楽しさってこうやって創出されるんだなあって、印象深かった。
当たり前に考えられていたことの、はるか外側に、驚きがあったという話です。
米澤さんも、そんな”びっくり”をエピキュリアンで提供しているんですね。

米澤

もしかしたら、いつかネタ切れしちゃうかもしれないですけどね(笑)

北村

その”びっくり”はどうやって見つけてるのでしょうか。

米澤

何かしらアンテナを張ってはいると思うんですが、
SNSやニュースサイトをひたすらチェックしてるかといえば、そうではないです。
どちらかと言うと、リアル重視と言うか。

北村

それは分かる気がします。リアルって大切ですよね。歩きながら考えるとか?

米澤

うーん……。何もしてないように聞こえて申し訳ないんですが、やっぱり会員や取引先からのご紹介が多いですよね。
100枚の名刺は一ヶ月でなくなるし、前職の3倍はリアルに人と会ってると思います。
私に紹介したらおもしろいことが生まれると思われているみたいです(笑)。

コロナ禍でより明確になったエピキュリアンの意義

北村

最後に、2020年のコロナ禍で、何か影響を受けたことはありますか。

米澤

コロナ禍によって、これまでの大量生産・大量消費に疑問を持つ人が増えたんじゃないかと感じています。
エピキュリアンは、その真逆。よく「エピキュリアンのサービスは時代を先取りしてる」と言われるのですが、全然そんなつもりなくて。
けど、結果的にエピキュリアンの方向性が合っていたみたいです。

北村

コロナ禍で環境が変わって、時間とお金に制約が生まれました。
でも、人は消費を我慢できない。我慢だけはいつか耐えられなくなります。そしてもうひとつ。
限られたお金を価値あるものに使いたいけど、何に使っていいか分からない人が実は多い。
それを、エピキュリアンは、「こちらですよ」と手招きしてくれる気がしますね。

米澤

人の気持ちと合ってるんだと思います。と言うより、たまたま合ってたみたいです。

プロフィール紹介

  • 米澤多恵
    ぴあ株式会社では編集した「ベラベラブック」が累計250万部以上のダブルミリオンセラーに。
    その後、株式会社幻冬舎にて男性ライフスタイル誌「GOETHE」の創刊に参画。
    以降12年副編集長を務める。
    2017年に株式会社エピキュリアンを創業。会員制ウェブサイトEpicureanをローンチ。
  • 北村森
    日経トレンディ編集長を経て、2008年に独立。
    消費トレンド分析、商品テストを専門領域とし、NHKラジオ第1「Nらじ」などに出演。
    また、ANA「北村森のふか堀り」をはじめとした地域おこしプロジェクトにも数々参画。
    著書『途中下車』は2014年、NHK総合テレビでドラマ化された。サイバー大学IT総合学部教授(商品企画論)。

Relation Article

まずは無料トライアル