アーユルヴェーダは、中医学、ユナニー(ギリシャ、アラビア)医学とともに世界3大伝統医学といわれている、古代インドの伝統的な医学で、健康と幸福の追求をかかげ、心、体、精神のバランスを重視し、病気を予防、または治療するために、自然療法やホリスティックな方法を使用します。日本では残念ながら本格的な治療や施術を行う施設はないのですが、インドやスリランカでは、1週間以上滞在し、アーユルヴェーダの療法に則った個人個人に合わせた施術や食事を提供している「リトリート」があり、世界中から訪れる人が。コロナを経て、がぜん、注目を浴びている、身体の内と外、両方へアプローチする自然療法。その最高峰を体験いただく機会を作りました。場所は、スリランカの中央高地。一年中気温が24度という森の中で、14エーカーの広大なオーガニックファームに立つ、わずか7棟のコテージで、ミニマム現地4泊の滞在です。
日本から直行便で約9時間半、スリランカ最大の都市コロンボに到着。海沿いのコロンボは最高気温30度の真夏、ですが、そこから送迎車で約3時間。1年中気温が24度という快適な中央高地にあるアーユルヴェーダ・リトリート「アーユピヤサ」が今回の目的地です。まずチェックインしたら、アーユルヴェーダドクターによる問診と体質診断。その結果で滞在中の食事メニューと施術が決まります。問診は毎日行うので、どんどんメニューが変わることも。アーユルヴェーダの食事の特徴はなんと言っても多彩なスパイス使い。スパイスといっても、辛くはないのでご心配なく。専属のシェフが作り出す、複雑で旨味の濃い味の料理は長期の滞在でも飽きることはないそう。何より、敷地内で摘まれたハーブをすぐに料理する新鮮さ はこのリトリート滞在者だけの特権です。また、施術もハーブ療法、各種のマッサージ、ヨガと多岐にわたり、個人個人の問診や体質に合わせたトリートメントが待っています。
リトリートでの滞在に慣れたかな、という頃に「せっかくスリランカに来たならば、現地の人の暮らしを知ろう」というテーマの視察へ。スリランカの人々は病気や怪我の内容によって、西洋医療とアーユルヴェーダを使い分けているそう。というわけで、アーユルヴェーダ医療を施す町の診療所と大きな総合病院を訪問。例えば「骨折したらアーユルヴェーダのオイルを塗って治したほうが早い」といったような、私たちの常識では考えられない現場です。もちろん、オイルや生薬は独自に調合。レシピは家族も知らないほどで完成するのに半年かかるとか。希望者は診察してもらえるかも。また、スリランカは世界に誇る紅茶の産地。紅茶畑で収穫したばかりのお茶や、出荷直前のお茶の試飲をさせてもらうなどなども。また、スリランカの人はいろんなことを占星術で決めるそうで、その専門家のところへ行ってみたり。私たちの暮らしとは異なる、でもなんだか素敵な暮らしを垣間見られる視察です。スパイスや宝石、紅茶で世界にその名を馳せる国の「豊かさ」が感じられると思います。伝統医学で整った心身で今年後半の活動に弾みをつけてください。
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