この人と過ごす時間
#01
案内人は地元熟知の
敏腕経営者
前回“浅草ナイトホッピング”で、ディープな浅草をナビゲートしてくれたカフェ・カンパニー代表取締役社長・楠本修二郎さんが、今回選んだ場所は鎌倉。その昔から政財界の重鎮や文化人たちが自邸や別荘を設け、独自の文化とコミュニティを育んできたこの地。その独特の魅力に惹かれ、移り住む人たちも増加中ですが、楠本さんも実はそのひとりです。自分自身が鎌倉で得たかけがえのない体験を、ぜひ紹介したいと企画してくれました！ 今回は歴史ある場所での茶道体験や、独自のライフスタイルを貫くお店など「非日常的な体験やその価値を共有して、これからのヒントを得る場にもしたいと思っています。あと、皆さんとじっくり語りたい！」と楠本さん。そう、面白法人カヤックが提唱する“鎌倉資本主義”など、近年はビジネスの現場でも鎌倉はひとつのキーワードに。その魅力をぜひ実感してください！
#02
非日常に未来を見る
茶の湯体験
「息づく伝統の中に、未来へのインスピレーションを得ることができる場所」。それが鎌倉の魅力だという楠本さん。なかでもぜひ、皆さんをお連れしたいというのが、この地に長く続く茶道の宗徧流不審庵。武家礼法の質実剛健な茶道の伝統を守りながら、先々代の8世家元が実業家で、海外との交流に一生をかけたという先進的な視点も持つ流派です。特にトルコとの国際交流の立役者でもあり、山田寅次郎（8世家元）といえばトルコでも知られた存在とか。そして、語学堪能な現・家元ご夫妻も、茶道にとどまらない学びの場「Urban Cabin Institute」を主宰。茶道の所作から生まれたWabiYogaなど、現代ならではの侘び数寄道を伝えています。「非日常の空間の中で習う茶道を通し、思考を整え、心を鍛える方法が学べると思います。かたや、サーフ・ムーブメントのように、独自のライフスタイルが文化として根付いているのもこの地の魅力。そんな多様性にも触れながら、皆さんと語り合えるプログラムにしたい」と、楠本さん自身もかなり楽しみにしているようです。
#03
極上の鎌倉を
楠本さんが厳選
鎌倉駅に集合後、まずは茶道宗徧流不審庵へ。門をくぐると、苔生した路地に打ち水。客人を迎える静謐な空間で、お茶を通しての侘び数寄を教えていただきます。立ち居振る舞いや所作を習う、まさにマインドフルネスな体験で心を整えた後は、場所を移してアペリティフ・タイム。海を見渡す崖の上にある「surfers」は、レジェンドなサーファーたちが集まってつくった店。そんな鎌倉のキーマンたちのライフスタイルを感じ、目の前の夕日を見ながら乾杯を。ディナーは目下、どこでどんなふうに楽しんでいただこうかと楠本さんが検討中。気鋭のシェフの中華？ 隠れ家のような和食の店？ 地元で大人気の居酒屋もあり？ グルメのエキスパートの楠本さんが皆さんをお連れする店を厳選してくれます。そうそう、当日までに楠本さんの著書『ラブ、ピース＆カンパニー』（日経BP社）や柳澤大輔さんの『鎌倉資本主義』（プレジデント社）を読んでおくと鎌倉ツアーが10倍楽しめるそうですよ。「そうすれば、伝統を知ることが未来のビジネスヒントになることを、より深く実感できるはずです」とのこと。ホットな鎌倉の躍動感を体感しに、ぜひご参加ください！
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