
チーズの中でも、その独特の芳香と濃厚な味に熱狂的な愛好者も多いのが、ブルーチーズ。フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラ、そしてイギリスのスティルトンが世界三大ブルーチーズといわれていますが、いつか世界四大となるかも!?とウワサされているのが、日本のブルーチーズ「江丹別の青いチーズ」です。作っているのは伊勢ファームの若きチーズ職人・伊勢昇平さん。「テーマは“クサくないのにクセになる”。「ブルーチーズが嫌い」という人がよく挙げる理由は「臭いが強くツーンとする」とか、刺激が強くて「舌がピリピリする」。ですが、このチーズにはそんなことがまったくありません。「理想は『美味しい個性』を深めること」。そう断言する彼のブルーチーズはえも言われぬ華やかな香り。国産食材では史上初の、JAL・ANA両社の国際線ファーストクラスの機内食に採用という快挙も達成。2カ月待ちは当たり前のこのチーズを会員のために確保しました!
同じ旭川市の友達にも「江丹別は電気も通ってないんだろ?」と言われるほどの超過疎地域でもあり、日本で最低気温の記録を争う極寒の地区、江丹別。「一刻も早くここを出て、かっこいい仕事をしてやる!」と息巻いていた学生時代、先生に言われた「自分の家の牛乳で、例えば世界一のチーズを作ることも、ワールドワイドな仕事」という言葉が転機に。江丹別で一番力を発揮できるチーズを探求した結果、たどり着いたのが環境が似ているオーベルニュ地方のブルーチーズだったそう。以来「モノづくりで大事なのは、ナンバーワンかオンリーワンになること、それ以外は価値がない」と、ブルーチーズひと筋。自ら“ブルーチーズドリーマー”と称する伊勢さんの徹底ぶりは、青カビの入り方に納得いかず、製造を1年中止してまで再度フランス修業に行くほどです。ちなみにフランスでは分業が当たり前ですが、伊勢さんは酪農からチーズ生産に熟成、販売まですべてをこなす、まさに世界でオンリーワンのチーズ職人。そして、美味しい地元産ブルーチーズを発信することが江丹別の魅力を伝えることになる、と信じている。江丹別のブルーチーズには熱い地元愛も詰まってるんです!
今回の特別販売はブルーチーズを3種類セットでお届けします。まずは、伊勢さんのチーズ作りの原点でもある「江丹別の青いチーズ」。そして、日本初のワイン熟成ブルーチーズ「江丹別の青いチーズ‐ふらのワイン熟成‐」。使用するワインはもちろん北海道産、ふらのワイン「羆の晩酌」です。最後は旭川の老舗酒造「高砂酒造」の酒粕で覆い、約1か月追熟した酒粕ブルーチーズ「旭川」。酒粕の吟醸香と青カビの風味の絶妙なバランスと滑らかな舌触りが楽しめます。実はここだけの話、今回のセットのほかにエピキュリアン限定商品も伊勢さんが開発中。それは何かと言うと、エピキュリアンでも大好評の野生の蜂蜜“クメールハニー”で熟成するブルーチーズなんです。「じっくり漬け込んでいるので熟成も深く進み、かなり期待できると思います」と、伊勢さんも完成が楽しみな様子。日本人ならではの感性と素材、そしてたぎる情熱が生み出す、江丹別のブルーチーズ。ぜひ体験を! 1年を通して確実に入手したいブルーチーズ好きの方には、年4回の頒布もご用意しています。
他では手に入れられない、
会員のためだけに仕立てられたプログラムをご提供します。
※コア会員は招待制となっております。入会にはコア会員からの招待コードが必要です。