
この企画の始まりは今年の冬、毎年2回ほど開催している、浜松の非公開のキャビアラボに行く特別体験ツアーでのこと。ツアーでは、朝採ったチョウザメの卵に200種類の中から選ぶ自分好みの塩で「マイキャビア」を作ります。それが瓶詰めされている間にキャビアとチョウザメのフルコースをいただくのですが、その料理を作っているのがキャビアと塩を知り尽くした北埜直也さん。毎回、その知恵と工夫で、他では食べられないコースを堪能させてくださいます。その北埜さんが「東京の素晴らしいレストランでコラボレーションを考えているんですが、ご興味ありますか?」と。興味ないわけがありません! というわけで、連絡を待つこと3か月。ついに北埜さんから「素晴らしいレストランにご協力いただけることになりました」と吉報が!
今回、エピキュリアンのために特別料理を提供してくださるのは白金台のフレンチ「ジョンティアッシュ」の平野敬祐シェフ。東京・恵比寿の「ジョエル・ロブション」で5年半の間に各ポジションを経験後、渡仏。ブルゴーニュ地方ボーヌの一つ星レストラン「Le Carmin」で学び、2018年にジョンティアッシュの料理長に就任。ひと皿の中にいったいいくつの味が?と唸る、複雑で豊かな料理のレシピもさることながら、アートのような美しく凝りに凝った盛り付けも特徴で、味も見た目も超絶技巧を軽々とやってのける。そんな平野シェフが、今回特別に、普段お店では出さない松茸を使った料理を作ってくださることに! ちなみに、シェフの故郷は静岡で、スペシャリテは「うなぎパイ」という名のひと皿なんですが、これが絶品。今回は北埜さんが3品、平野さんが3品の競演になります。
今回のコースのテーマはふたつ。まず、料理のジャンルは和食とフレンチが交互に出てくること。もうひとつは、料理に松茸、キャビア、チョウザメを使うこと。ここでチョウザメを食べたことのない人にひと言。チョウザメは鮫ではありません。クエのような大変旨味溢れる魚で、かつてヨーロッパの王室がこぞって食べたがった魚です。ふたりの料理人が話し合っている「今のところの」メニュー案は、土瓶蒸し、すき焼き、リゾット、映画『グランメゾン東京』のあの料理……などなど。私たちは勝手に前者2品は和食、後者2品はフレンチ、と考えがちですが、果たして? これだけでもすごいのですが、なんと今回、マリアージュするシャンパーニュやワインが超特別です。世界的宝飾ブランド「グラフ」と、イギリスのチャールズ国王の邸宅の敷地内で造られるワインのブランド「ハイグローブ」から。しかも、一部はフリーフローでご提供していただけます! アルコールを飲まない方にも、凝ったノンアルコールドリンクのマリアージュでお待ちしていますので、楽しみにしてください。年に1回のスペシャル企画。ぜひともご参加くださいませ。
他では手に入れられない、
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