'未知'を味わう
#01
人知れず30年以上
蔵に眠る秘蔵酒
「森伊蔵」や「魔王」など、近年は入手困難といわれる高級焼酎も多くなってきた焼酎の世界。でも実はもっと入手困難、というよりほとんど市場に出ていない、知られざる焼酎があるのをご存じでしょうか。それが全国各地の焼酎蔵に眠ったままになっている秘蔵酒です。その存在はほとんど知られておらず、今も蔵の一角で静かに時を重ね、30年以上もの長期間をかけて熟成したものも。でもその熟成によって、味わいは焼酎と思えないほど複雑かつ上品になっているんです。今回ご紹介するのは、そんな全国各地の秘蔵酒を手掛ける「HITOYO」シリーズの3種類です。もちろん生産数はほんのわずかしかありません。なおかつ、今ある貯蔵分がなくなれば、この先二度と飲めないお酒です。焼酎の概念を超えたレアな味わいをお楽しみください。
#02
32年間門外不出
たった2樽の熟成酒
一般的には安く飲むことができる大衆酒というイメージの焼酎ですが、これまでの薄利多売の構造では売ることのできない、貴重で品質の高い焼酎を厳選したのが「HITOYO」のシリーズ。全国の蔵の中に眠る知られざる秘蔵酒を厳選してリリースしています。その中でも、なんと32年間蔵の奥にひっそりと眠っていた、門外不出の原酒を使用したのが「HITOYO Al Kaphrah（ヒトヨ アルカフラー）」。手汲み濾過と全量甕壷仕込みにこだわる、宮崎県・幸蔵酒造のオーク樽で10年間熟成し、タンク内で22年間熟成。さらにフィニッシュに再度オーク樽にて熟成して味を整えるという、手間暇かけてつくられたこの焼酎、日向夏やデコポンなど柑橘系のニュアンスと、アーモンドやシナモンなどのスパイスが香り立ち、長期熟成によって焼酎とは思えない複雑かつ上品な味わいに。シングルモルトのように、チョコレートやチーズと合わせて〆の一杯としてゆっくり味わえば、その深みを感じることができるはずです。もう二度と再現できない味わいを知ることができるのは、わずか2,000本のみ。もちろん再生産はありません。
#03
7年熟成と酒粕焼酎
こだわりの味を楽しむ
その他に、幸蔵酒造に眠るオーク樽7年熟成の麦焼酎をブレンドして生まれたのが「HITOYO δ Centauri（ヒトヨ デルタ ケンタウリ）」。創業（大正７年）から続く地中の甕壷で原酒を熟成、雑味を取り除き旨味だけを残した後、オーク樽にて７年間熟成した麦焼酎です。りんごや洋梨のような甘い香りと、焼き栗のような芳ばしいスモーキーさが混ざった複雑な風味は、からすみなどの珍味やビーフジャーキー、幽庵焼の魚などと好相性。ウイスキーやブランデーなどがお好きな方にもおすすめします。また、「HITOYO Salm（ヒトヨ サルム）」は、天保三年から続く伝統の技術を持つ日本酒蔵である楯の川酒造が、純米大吟醸の日本酒を仕込む時に出た酒粕を使用した酒粕焼酎です。華やかな吟醸香とフルーティな味わいは、そのままでも、すっきりとしたソーダ割にしても、食中酒にぴったりです。この3本どれもが、今までの焼酎の概念を覆す希少な逸品です。
他では手に入れられない、
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