
四季折々の味を楽しみながら、和食の奥深さに皆さんが驚きの声をあげる「乃木坂 しん」の夕食会。毎回、完売御礼のエピキュリアンの定番イベントは昨年末に20回を超え、新しいステージへと進んでいます。大将の石田伸二さんは、有名な徳島の料亭や銀座の星付き日本料理店の料理長を任されたキャリアの持ち主。素材そのものの持ち味をかけ合わせた独創的な料理は、美食家たちからも高く評価されています。そんなすご腕大将と相談した、新ステージの趣向は……季節の旬の食材と、和食ではあまり使われない食材や調理法を駆使して、「新しい和食」をつくる。 その第一弾だった4月の回では「春の旬の王様」幻の白子の筍や大将自ら採った山菜に、雉(キジ)、猪、熊、鹿といったジビエを合わせる趣向。参加者は「今まで食べてきたどのジビエとも違う!」「こんなあっさりしたジビエならいくらでも食べられる!」と大喜び。今度はいったいどんな「驚き」が待っているのか? 既成概念にとらわれずに、期待を軽々と超えてくるのが「乃木坂 しん」。エピキュリアン会員だけの特別コースで未体験の味を堪能してください。
前回の料理の例を挙げると、まず猪。フライパンで焼いて脂身を落としたあと、2時間ほど蒸して白樺と胡桃の樹液を加え、塩だけで味付けした煮物。くせがなく、味はしっかり残る素晴らしさ。熊は黄身おろしと桜塩をのせたつくねに。熊の印象を覆すジューシーさと柔らかさ、脂のいい香りに全員「あっという間に食べ終わった」。というように、探究の果てに見つけ出した食材の組み合わせは実に独創的。前回は和食とは思えないほど肉のオンパレードでしたが、全員飽きることなく平らげました。そう。「乃木坂 しん」の真骨頂は極力、調味料を使わないこと。だから、1コースで10皿出ても「舌が疲れない」と食通の間でも評判です。石田さんに今回の料理の構想を聞いたところ、もうそれだけで期待大! 例えば「カレーじゃないけどカレー」とか、「たこ焼きを最高の和食に仕立てる」とか! 使うのは夏の旬の王様、鮎、鮑、雲丹、そして「3大ながもの」の鰻、穴子、鱧などなど。「これ何?」「どう調理しているの?」と、次々に石田さんに質問が飛ぶのもこの会のいつもの光景。謎解きを楽しむように、ぜひ、じっくりと味わってみてください。
日本酒だけではなく、シャンパーニュやワイン、はたまたシェリーやリキュールとお酒のバリエーションが豊富なのも「乃木坂 しん」の大きな魅力。ソムリエ兼利き酒師の飛田泰秀さんと店主の石田さんは、勤めていた銀座の星付き日本料理店のパリ進出で、その評判を築き上げた同志。当時から、食への理想やビジョンを共有し合い、2016年に共同で「乃木坂 しん」を立ち上げたそうです。そして、飛田さんは日本料理店のソムリエながら、名だたる仏料理店のソムリエを抑えて「ゴ・エ・ミヨ ジャポン2022」で日本一のソムリエに選出されました。その腕は、これまで訪れた皆さんが口を揃えて「面白い組み合わせだった!」「他の店では体験できないよね!」と絶賛。また、ノンアルコールで楽しんでいただける飲み物も用意されています。過去の宴でも「写真は撮影してもいいけどSNSアップ禁止で」というボトルが数本。さて今回は……当日までお楽しみに!
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