
フィレンツェを訪れたことがある人なら、その名前を聞いたことがあるかもしれません。ミック・ジャガーやミウッチャ・プラダ、チャールズ国王……夜な夜な有名人が世界中から訪れ、食事を楽しんだという伝説のトラットリア「ガルガ」。卓越したセンスの持ち主だったオーナーのジュリアーノ・ガルガーニさんが壁中に極彩色の自画像や花を描いた独創的なインテリアの店内で、これまた独創的な料理の数々が出されました。評判が評判を呼び、フィレンツェという世界中からファッション関係者が集まる場所でもあったことから、ガルガはグルマンや感度の高い人々の「一度は行きたい店」リストの上位に載ることに。ジュリアーノさんが亡くなり、料理を託されたのが、今回プライベートで来日しているエリオ・コッツァさん。ご夫人の陽子さんの実家に骨休めに来日したところ、ご縁をいただき、急遽、1日だけ食事会を開催できることになりました!
ガルガの料理が食べる人を魅了する、その秘密は「クチーナ・エスプレッサ」。訳すと、短時間で素材の味を閉じ込める速攻料理といったところ。なかでもシグネチャーといわれる料理がいくつかあります。まずは「カラスミのスパゲッティ」。よくあるパウダー状のカラスミをふりかける料理ではなく、オリーブオイルとパスタの茹で汁で濃厚なソースに仕立てたカラスミを極細のスパゲッティに絡めます。黄金色に輝く香りと舌触りが官能的な逸品です。さらには、ほとんどの人がオーダーするという肉料理「子牛のスカロッピーネ・アボカドソース」。せっかくなので、今回はこの2品は確実に皆さんには食べていただきます! しかも、カラスミはエリオさんの生まれ故郷のサルデーニャ島から持ってきたもの。他にも、イタリアでしか手に入らない食材を使った料理が登場。そしてデザートもエリオさんが担当してくださいます。
会場は銀座の「リストランテ クロディーノ」。ガルガと同じフィレンツェにある三ツ星の名店「エノテカ ピンキオーリ」の東京店で活躍していたシェフソムリエの黒田敬介さんが独立して始めたお店です。店名はイタリア修業時代にピンキオーリさんがつけた黒田さんの愛称。銀座のど真ん中にありながら知る人ぞ知る隠れ家。ピンキオーリ東京店のスタッフが集い、シェフにはピンキオーリ東京店でスーシェフを務めた丸山孝一さんが就任しています。そして、この丸山さんの料理を求めて、実は日本で有名なイタリアンのシェフが通っているんです。今回、魚料理ともう1品のパスタで丸山さんにも腕をふるっていただきます。エリオさんのスペシャリテとのバランスを考えて、現在、鋭意、何を作るか考案中。また、嬉しいことにスプマンテの「ボッテガ」から参加者には特別なプレゼントをご用意していただけることになりました! イタリアンの概念を覆すガルガの料理と日本の気鋭のシェフの競演、じっくりお楽しみくださいね。
他では手に入れられない、
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